八丁平飛行場の痕跡を求めて

先の大戦末期、室蘭にも陸軍の飛行場がありました。
場所は室蘭市八丁平。しかし、結局1機も飛行機が飛び立つことなく破壊され、終戦を迎えたと歴史には記されています。

戦後70年近く経ちますが、その痕跡がどこかに残ってないかと思って探してみました。

最初にGoogleマップであたりをつけます。
八丁平の区画を決める上で、恐らく基線になっているのは八丁平中央通。バスも通るメインストリートですね。
これに対して、主に東側に不自然な区割りになっている区画があります。
このあたりから線を引き、西側のこのあたりまでが、どうも飛行場のあった場所のようです。
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このあたりは、自動車学校を作れるくらいに平らな地形で、住宅地になっているあたりも異様に平らです。
自動車学校から北東に走る道路を実際に走ってみましたが、ここは不自然に直線的な斜面が続いています。
東京に帰ってきた後、国土地理院の地図サービスで見たら、間違いなく道路に沿って斜面が続いています。
そして、飛行場の跡と推定している赤枠の中はほぼ平らであることがわかります。

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逆に、この赤枠の外は、山の地形らしく、結構な起伏が見られます。

最後に、A地点にある八丁平1号公園の写真です。

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画面奥に不自然に直線的な斜面があり、
手前側が平らになっているのがお分かり頂けると思います。

どうもこの場所が、かつての八丁平飛行場の跡地と見て間違いなさそうです。
来春、もう少し気候が良くなったら、歩いてもう一度現地を調査してみたいと思います。