日韓関係について歴史から考えてみる

僕は韓国が嫌いです。Facebookで何度も言っているように。
ですが、今日のこの記事は、できるだけイーブンな立場で書いてみようと思う。

日韓関係における、お互いに相手の国に対する意識って、たぶんかなり違うんだろうなぁ、と。
今の外交問題を報じるニュースでそんなのが出てくることは無いけど、たぶん両国民の意識の根底にそれって脈々と受け継がれていると思うので、それをまとめてみたいと。

日韓、もっと言うと日中韓の互いに対する意識は、主に明治以前のアジア情勢から来ている。
中華帝国という地域唯一の超大国があって、その体制に組み込まれた韓国があり、その体制に取り込まれたことのない日本という国がある。それをどう受け取っているかってこと。

<日本から見た中国・韓国>
まず馴染みやすい日本の意識から。
日本人は、聖徳太子の国書以降、中国とは「対等だった」と思ってる。
だって、日本は開闢以来、一度たりとも中国に統治されたことはない。
その対等な「中国」の属国だった朝鮮は、格下と思ってる。
というか、むしろ独立国として認識してない時期が長かったと思われる。

もっとも。遣隋使・遣唐使や平清盛の日宋貿易、源義満の日明貿易は中華帝国側としては朝貢と受け取っていた節があるので、本当に対等だったかは微妙。
だけど、明治以降の学校教育では、一応日本はずっと独立国だったことになっている。

<韓国から見た中国と日本>
次に、意外と日本から理解されてない韓国の意識。
韓国から見れば、中華帝国は誰も並び立つことのない超大国。
中華帝国に並び立つ国なんて存在しない。
その前提で、中国を中心とした国際秩序における、一番の文明国は自国と自負している。
輝かしい中華文明の一部であることにアイデンティティがあると言ってもいい。
そんな文明国、朝鮮から見て日本は東夷の国。倭の国。要は文明化されたことのない野蛮人の国と見ている。つまり、朝鮮は日本を自分たちより格下と見ている。

<歴史認識から来るすれ違い>
日本は韓国を、「戦後ようやく独立した国」としか思ってない。
でも韓国からしたら今でも日本は非文明国であり、歴史上は格下の国と見ている。
そんな格下の非文明国が奇跡の経済成長を遂げ、自分たちより世界から評価されているのが面白くなくて仕方ない。もともと朝鮮民族は非常に感情の豊かな民族なので、日本人なりに血の滲むような努力をして・・という理屈は通用せず、ただただ悔しい。妬ましい。
だから、日本の国力が落ちてきて、逆に韓国の国力が上がり、両者が近くなってきたら、韓国は、「韓国>日本という、本来あるべき力関係に戻る時が来た」と頑張ってしまうのだろう。それだけならまだしも、「この200年の恨みを晴らす」と感情が燃え上がってしまう。

韓国「本来は韓国>日本のはずだ」
日本「は? 日本=韓国、対等でしょ?(内心では日本が上と思ってるけど言わない)」
中国「どっちも、もともとは俺の子分。」

これが東アジア3カ国のすれ違いの元凶だと思う。近代外交なので決して表には出てこないけど。これまでの日本政府は、ここを読み違えて外交的に失敗を繰り返してきたと思う。
まして、朝鮮民族は感情が激しいことが世界的に有名。理屈なんて通用するもんじゃない。
日本が「大人の対応」と称してエラソーに無視を決め込んで、世界から評価されてるのすら悔しくて仕方ない。

この感情的なすれ違い。まぁ数百年続いてきたものなので、今正すのは無理だろうなぁ、と思う。となれば、お互いできるだけ近づかないのが平和の第一歩ではないかな、と思う今日このごろ。

ようやく快方・・かな。

先週の土曜日から体調を崩して、先週一週間なかなかしんどい日々を過ごしてました。
極めつけは木・金の大阪出張。風邪引いて喉痛いというのに、
喉を酷使するセミナー講師のお仕事。(>_<)
しかも木・金と同じ内容3時間半しゃべりっぱなしのやつを2連チャン。死ぬかと思いました。(^^;

それでもなんとか御役目をこなして帰京し、
この土日はおうちで静かに静養してました。

その甲斐あってか、今現在は若干咳が出るものの、かなり元気になりました。

今週あたりから、来年度に向けて動きがいろいろ出てくると思うので、
心折れることも多いですけど、あらゆる選択肢を検討しつつ、最善の選択肢を選べるように
せめてつまらん体調不良はさっさと片付けておきたいものです。