ネガティブな言葉は良い未来を生み出さない。

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前から気にはなっていたんですが、最近改めて気になることがあります。

室蘭の人って、どうしてこうも後ろ向きな発言が好きなのでしょう。
特に、室蘭の全盛期を体験しているシニア層の男性に多い気がする。

「昔は良かった。まちも賑やかだった。」

これは良いとしましょう。在りし日を懐かしむ心に害はありません。
問題はこれに続く言葉。

「それに比べて今はダメだ。これからもっとダメになる。」
「製油所は撤退してしまった。製鋼所もどうなるかわからないし、製鉄所だって君津や大分に比べて小規模だから未来が無い。」

これなんですよね。
頼みもしないのに、悲観的な未来予想を披露し、もうダメだと嘆いて見せる。

僕は、もともと後ろ向きな言葉、ネガティブな言葉に引っ張られやすい性質かもしれません。
室蘭に帰ってきて、ますます拍車がかかったのか、本当にネガティブな言動が苦手になりました。

「◯◯が悪い」
「◯◯がやらないからダメだ」
「◯◯だからどうにもならない」
「そんなことをして何になる。無駄だ。」

こういうネガティブワードをたくさん使うシニアの男性、身の回りにいませんか?

言霊というものがあって、ネガティブな言葉はネガティブな状況を引き寄せる・・・というようなスピリチュアルな話をするつもりは無いですが、少なくとも、ネガティブな言葉が良い未来を引き寄せることはありません。
聞かされた相手に良い影響を与えることもありません。

昔は良かった、は事実。
それに比べて今は衰退している。これも事実。
起きてしまったことです。これは事実なのだから仕方ない。

でも、これからどんどんダメになる、は事実ではないですよね?
ダメにならないように死ぬ気で努力している人もたくさんいるのです。
僕も、ただ嘆く側ではなく、努力する側に居たいと思ってます。

ダメになることがわかっているなら、ダメにならないように一緒に努力しましょうよ。
誰かがやらないからダメなら、自分が代わりにやりましょうよ。
どうにもならないことは、どうにかする力を持つ人に相談しましょうよ。

室蘭のまちが、なかなか活気を取り戻さないのは、人口減だけの問題ではなく、不況だけの問題でもなく、こうして現状を悲観して、諦めて、努力を放棄して、それを正当化している市民性にあるんじゃないか、と改めて感じるこの頃です。

自戒をこめて。
僕も、できるだけネガティブワードは使わないように心がけていますが、言ってしまっていることもあると思います。
今まで以上に気をつけて、このまちの未来を明るくして行きたいものです。

ネガティブワードを使わない。
努力している人を鼻で笑わない。無駄だと嘲らない。
人の努力を否定しない。

それが、誰にでもできる、このまちの復活の第一歩だと思うのです。

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