朝は7時起床。ご飯を食べて。
すぐに着物に襟をつけて、着物一式の準備をする。
次は楽器一式の準備。
その時点ですでに8時半を過ぎてた。
実に1時間半以上かかってる。やはり当日移動にしなくて良かったと実感。
まして、釧路に直接飛ぼうと思ったら、
先週の時点でここまで準備出来てなきゃいけなかったわけで。
当初の読みがどれだか甘かったか、身にしみて感じました。
気づいて、多少つらくても金曜日の夜に室蘭に入ってよかった。
9時に尺八の先生と合流。室蘭三曲協会の会長さん宅に迎えに行って、
室蘭を出たのは9時半。
登別室蘭ICから道央自動車道に乗り、千歳恵庭ジャンクションから道東道へ。
途中キウスPAで運転を交代し、僕の運転に。
夕張ICで高速を降りて一般道へ。
そうそう。道東道の夕張→占冠間は10/29に開通だそうです。
札幌から帯広を始めとした道東地方へ、ようやく高速道路が一本に繋がることになるわけで。
道内の交通が格段に楽になります。ようやくですね。
ただ、今回はまだ開通してないので、
夕張からは国道274号線「石勝樹海ロード」を進む。
この夕張→日高町の間って、名前こそ付いてないものの、結構な峠道です。
急勾配と急カーブの連続なのに、道央と道東を繋ぐ大動脈なので、
タラタラ走ってると長距離トラックに煽られるという、とんでもない道。
そこを超えて、日高町から274号線を外れて富良野方面へ少し北上。
そこにあるのが占冠村です。12時過ぎに到着。
先般の石勝線特急脱線炎上事故ですっかり有名になっちゃいましたよね。
占冠の道の駅で昼食。美味しいハンバーグに舌づつみを打ちます。
実はここ、昔うちの母がまだ生きてた頃、家族で入ったことがあって、
自家製のソーセージやチーズがとても美味しかったのを覚えていたので、
今回ご案内しました。同行してた先生方も満足頂けたようでよかったよかった。
13時過ぎに移動を再開。ここから運転は再び共演者の先生に交代。
占冠ICから道東道に入り、いよいよ十勝平野へ。
そのまま道東道を浦幌ICまで東進し、一般道に降りたら、そこは再び国道274号線。
普通、道東の人は釧路に行くのに38号線を使うので、
池田町→本別町を通り、山越えで白糠町に抜けるこの道を選ぶ人は珍しいかもしれない。
ただ、実はこの道路。知る人ぞ知る廃線巡りの聖地で、
旧国鉄白糠線に並走する道路だったりするので、鉄道ファンの方はよくご存知かもしれない。
白糠線の旧北進駅にさしかかる辺りで再び運転を交代し、
ひたすらに沢を下る。
そこかしこに白糠線の鉄橋やら突堤やら鉄道遺跡が見える楽しいドライブ。(笑)
ただ、沿道には集落どころか、人家すら見当たらない。
いや、一応沿道は牧草地になってるので、その持ち主はいるんだろうけど。。
鉄道が廃線になったから寂れたのか。
寂れた土地だったから鉄道が廃線になったのか定かじゃないけど。
まだまだ実用に耐えうるように見える鉄橋や鉄道設備を見てると、
周囲の風景とあまりにも場違いで、すごく不思議な光景でした。
人類が滅びた後には、こんな景色が広がってるのかなー、と思うくらい。
白糠町の市街地に抜けた後は国道38号線に合流。
すぐのところにあったセイコーマートで小休憩を取った後は、
そのまま僕の運転で釧路市内へ。
いや、釧路の街も非常に複雑な街なので、
土地勘がある僕が運転した方が確実だと思ったので。
そして16時半頃、会場となる釧路市生涯学習センター「まなぼっと」に到着。
そこで、ほぼ同時に到着した登別三曲協会一行と軽く会話をし、
会場にお箏だけ置いて、ホテルに移動。
夕食は、繁華街に出ました。
ふらふらと男3人で歩いて、店を探して、地元の人がよく出入りしてるらしい雰囲気の居酒屋さんへ。
いや、チェーン系の居酒屋とか、地場で系列店展開してるっぽいオシャレな店もあったんだけど、
あえて小汚いところを選ぶ辺りが旅慣れたところ。(笑)
そして、大当たりでした。
今が旬の秋刀魚を刺身と塩焼き、両方で頂いた他、
新鮮な刺身、つぶ貝の煮物、などなど。手頃な値段で量も味も大満足!
うちの会長さんが日本酒党なので、釧路の地酒「福司」を一緒に飲みました。
これまた好評で安心。やや辛口で美味しいんです。釧路に行く機会があれば是非。
で、ホテルに戻った後は、たまたま一緒のホテルだった遠軽町の、うちの流派の箏の先生と、
共演者の先生と3人で部屋飲み。日付が変わるまでのんびりと過ごしました。