現在、自宅PCと、持ち歩き用のノートPCの更新を検討してます。
その中で、書き残しておきたいのはノートの方。ちょっと心境の変化があって、Windows PCに戻ろうかと思ってます。
9年間Macを使って
僕が最初にMacbookを買ったのが2016年4月。前職を辞める1年前でした。
きっかけは3つあって、1つは、それまで愛用してたLenovo ThinkPadの中国化が進んで、初期状態でBaidu IMEがインストールされてたりしたのに嫌気がさしたこと。それ以外にこだわって作られてるWindows PCが見当たらなくなったこと。そして、その頃仕事でいろんなOS、いろんなデバイスを管理するツールを担当してて、Macも触り慣れておいた方がいいかなと思ったことでした。
結局のところ、ブラウザもメーラーもWindows同様のものが使えるし、OfficeもMac版があるし、およそWindowsでできてMacでできないことはほとんど無かったので、当時の僕のノートPCの使用スタイルもそこまでヘビーじゃなかったし、Macでええやん、となって、9年間で4台のMacbookを乗り換えて来ました。
感じた違和感
違和感を感じたのはここ1年ほど。
仕事外で、個人で受けてる役割が増えてきたのと、本業でも担う責任がそれなりになって来て、残業が当たり前になってくる中で、なかなか以前のように、家に帰ってから自宅のデスクトップでじっくり作業、という時間が取れにくくなってきました。
そうなると、出先などでスキマ時間で作業をしたいと思うようになってきたんですが・・・ そこでふと気づきました。
一言で言うと、「Macでもできる」と、Windows同士であることによる「全く同じ」とは、全く意味合いが異なる、ということです。
「できる」「できない」で言うならMacでもできます。でも、9年使って慣れても、やはり「Windowsと同じ」ではない。当たり前です。
「Windowsと同じ」を実現しようと、ParallelsでWindows11動かして、そこでWindowsアプリ動かして、ってやって、ふと気づいたんです。「一体何やってるんだ? 最初からWindowsマシン使えばいいじゃん」と。
まして、時間的な制約がある中で、Macであるがゆえの戸惑いや、ちょっとした操作への違和感による思考の中断が、意外に馬鹿にならないロスになってきてる。
ライトな使い方だったら許容できたその違和感が、ガチで作業したいタイミングが増えた中で、許容できなくなってきたって感じですね。
たぶん、これがWindowsマシンなら、余計なこと考えないで作業に没頭できるところが、Macであるがゆえに、「あれ? これをやるにはMacではどうやるんだっけ?」という思考ノイズが混ざる。
余裕があるときなら、それもまた楽しみの一つだし、新たなことを知るきっかけにもなるんですが、残念ながら、今その余裕はない。
ぶっちゃけ、これをなんとかする方法は1つで、使うプラットフォームを1つに統一するしかない。
なら、家のデスクトップもMacにして、All Macにしちゃう。これが一つ。でも、会社のPCがWindowsな以上、結局この選択肢は複数プラットフォームを触り続ける結果にしかならない。
となれば、もう一つの選択肢は、MacbookやめてWindowsノートに戻る、なんですよね。
なので、たぶんWindowsノートに戻ります。
かつて国産大手だったN社もF社も中国メーカーの軍門に下り、純粋な国産メーカーというのがほぼ淘汰された時代。HPやDELLを買うのも、なんともなので、またちょっと悩みそうではありますけどね。
駄目なわけではないMac
ここで書き残しておきたいのは、決してMacが駄目なわけではないということです。
上でも書いてるとおり、僕の使い方がライトなままだったら、Macは良いソリューションでした。動作は軽快だし起動も早い。ぱっと出してぱっと使える手軽さはやはり良いし、フルアルミの金属筐体の堅牢さと美しさ、ディスプレイの鮮明さは、Windowsマシンには真似できないと思う。あと、このタッチパッドの軽快さもWindowsPCでは見たことがない。
クリエイティブで使う人なら、Macの方が適してる場合も多いだろうし、用途によってはMacの方が優れたパフォーマンスを発揮できる場合も多いと思う。
でも、残念ながら、僕のスタイルには合わなくなった。そういうことだと思います。
いつかまた、ノートの使い方がもう少しライトになったなら、またMacに戻るかもしれない。そのくらいには、Macが好きです。