ドンパの活躍

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「ドンパ」という言葉を知ってますか?
北海道の言葉で「同級生」「同い年」という意味です。

最近、立て続けにドンパと再会したり、ドンパの活躍を聞く機会があったので、感じたことを書いてみたいと思います。

一人目は、最近、旧絵鞆小活用プロジェクトの説明会で会った女性です。

「はじめまして。山田です。」
「あ、私たぶん山田さんのこと知ってます。」
「え??」

という若干間の抜けたやりとりから始まった再会。
高校時代の同級生でした。

うちの高校は、僕らが在学した当時でも8クラスあったので、同級生は300人以上います。当然、全員は覚えてないのですが、幸い彼女は同じ吹奏楽部だったので、旧姓を聞いて無事思い出せました。実に20年以上ぶりの再会。びっくり。

彼女は今、グラフィック・レコーディングという手法を学んでいるそうで、旧絵鞆小活用プロジェクトの説明会でも、説明を上手に可視化してくれ、それによって参加者の理解が大幅に深まりました。

彼女から聞いたもう一人の同級生の存在。
僕は行けませんでしたが、先日、室蘭市市民活動センターの主催でSDGsに関する勉強会が開催されました。その講師が室蘭出身・札幌在住。
・・・実は、彼も同級生でした。しかも、隣のクラスの。たぶん1年の時は同じクラスだったはず。彼とも卒業以来一度も会ってない。

で、他にもたくさんの同級生が様々な場面で活躍しています。

2年半前、東京から室蘭に帰郷するときに会って話す時間作ってくれた、首都圏の大学の先生やってる同級生やテレビ局で活躍している同級生。

帰郷後、仕事でお世話になりっぱなしの、Web制作会社社長兼ドローンパイロットや、市役所職員の同級生たち。

隣の登別市から出ている北海道議会議員も同級生です。

僕ら昭和55年生まれ組も、みんな39歳。来年には不惑の年です。
まだまだ若造と思ってたけど、そろそろみんな、社会における自分の立ち位置をしっかりと担い始めてる。社会の中堅になってきている。

僕らが大学を卒業した2003年は、氷河期真っ只中。
いわゆる「ロスト・ジェネレーション(ロスジェネ)世代」です。
僕たちだけが苦労したわけじゃないけど。他の世代が経験してない経験をしている世代ではある。

それだけに、厳しい時代をくぐり抜けて生き残ってきた僕らには、それぞれに強さがあると感じます。それはフィジカルな強さに限らず、メンタルの強さもね。折れない強さというよりも、何度も折れながら、それでも進んできた強さ。

頑張っている同級生を見ると、心強いし、自分もまだ頑張れる、と思える。僕もまた、他の同級生たちに、そう思ってもらえる存在でいれたらいいな、と思います。

僕らには、まだまだやれることがある。
だから、目の前の出来ることを、一つ一つ積み上げて行こう。
改めてそう思いました。

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