選挙に行く意味

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 今日は、参議院議員選挙の投票日でしたね。皆様、投票には行きましたか?
 記事執筆時点で、投票所が閉まるまであと1時間あります。行ってない方は這ってでも行きましょう。それが大人としての責任です。

 と、みんなが言ってるお題目を並べても、何も響かない方も多くいると思うので、最近僕が感じる「選挙に行く意味」を少し書いてみたいと思います。

 さて。選挙に行かない人が行かない理由を聞かれたら、大多数の人は次のように答えると思います。

「誰に投票していいかわからないし、投票しても何も変わらないじゃん。」

 そのとおりですね。投票するだけで、自分の望む通りに世の中が変わるなら、それほど簡単なことはありません。そんなことが可能なら、全員が全員選挙に行くでしょうけど、全員の望みを叶えることは不可能ですね。
 でも、だからって、そもそも選挙なんて無駄、と思わないで下さい。

選挙とは

 選挙って、なんだと思いますか?

 僕たち国民・市民の代表者を選ぶことです。
 その代表者は、何をしますか? 僕たちの意見をまとめて、市政なり道政なり国政なりに反映させます。そのために発言をします。

 中でも衆議院議員は、選挙が頻繁で、よりタイムリーに国民の意思を反映しますから、国民の「代」わりに「議」論する人ということで、「代議士」と呼ばれるのです。

 それは、学校でも習うことですから、当然皆さんご存知だと思います。

投票「だけ」しても、何も変わらない

 では、自分たちの望む未来の実現を、政治家に託した僕たちは、何をすればいいのでしょうか?

 税金も払ってるし、選挙で選んだんだから、あとは政治家が実現してくれるのを待てばいい。そう思ってませんか?

 違います。
 僕は最近、それは違うと感じるようになりました。

「投票しても何も変わらない」?
 そうですよ。「投票だけして、あとを他人任せ」にしていたら、絶対に変わるはずなんてない。自分の望む未来なんて実現しないんですよ。

 結局、自分たちの暮らしのこと、自分たちのまちのこと、自分たちの国のことを「望む方向に変えて行きたい」と思うなら、自分たちが行動するしかないんです。

「え? 結局自分たちが行動するしかないなら、政治家っていらなくない?」
 そう言う人もいるかもしれませんが、ちょっと待って下さい。

 選挙で選ぶのは、自分たちの望む未来を「丸投げ」する相手じゃないんです。

 自分たちと「行動を共に」して、「自分たちではできないことを、実現する」ために、それを働きかけてくれる人を選ぶ。それが「選挙」なんだと、最近改めて感じました。

 その軸で考えたなら、本来は「誰を選べばいいかわからない」とはならないはずです。もしわからないなら、「もしかしたら自分は自分たちのまちのために、自分たちの国のために考えて行動してないのかもしれない」と疑うことも必要かもしれません。

 もしも、それでも選ぶべき相手がいないなら・・・。
 もしかしたら、自分自身が候補として立つべきなのかもしれません。

 そこまで含めて、自分たちの未来は、自分たちが決めて行動する。
 それが本当の意味の民主主義なんだと思います。

 だから、選挙に行きましょう。民主主義を構成する一員の責任として。

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