もう日付が変わってしまったので、一昨日になりますが。
仕事で福島県郡山市に出張して来ました。
郡山支店の係長に同行して客先2件ほどを回ったのですが、
その時のできごと。
「あのマンションもダメで全員立ち退きらしい。しかも分譲だぜ、あれ。」
「この前の台風で川が溢れちゃって、○○デンキさんが水に浸かっちゃってさ。買ってもらったばかりのPCがダメになっちゃったらしくてさー。」
「本当はあっちの道の方が近道なんだけど、震災でボロボロになってて通れねーんだ。」
確かに。郡山市内。
市役所を始めとして、半壊状態の痛々しい建物がまだ放置されてたり、
妙に不自然な更地が多かったり、
道路が不自然に凸凹してたりしました。
東京都内にいると、もはや震災は「過去の出来事」になりつつありますが。
まだ被害が少なかったはずの郡山市内ですら、震災はまだ「今目の前にある出来事」なんだ・・と、
そんな思いを新たにして来ました。
僕はここ半年ほど、災害への備えを呼びかける趣旨のセミナーを何度もやってきましたが・・
やっぱり大多数の東京都民と同じく、震災の経験を風化させてしまいつつあるんだ・・と。
風化させちゃいけないんだ・・と、そんな思いを新たにしました。
この目で見てきた被災地の状況。きちんと心に刻みつけておきたいと思います。