そして、日常へと還る。

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礼文島で迎えた4日目の朝。
もちろん朝5時に起きて、朝風呂行って来ましたよ! 温泉地で朝風呂に入らないとか、ありえない。(笑)

部屋に戻ると、利尻富士がきれいに見えてたので、思わずパシャリ。

このお山、たいそう気まぐれで、なかなかお顔を見せてくれなかったんですが、
帰り際にようやく見せてくれました。

6時半から食事。その後8時にホテルの送迎バスでホテルを出発。
8:40発のフェリーで帰路につきます。帰りの船はフィルイーズ宗谷。

ハートランドフェリーは昔、東日本海フェリーと言いました。
室蘭や苫小牧を拠点に本州航路を運行していた東日本フェリーの関連会社だったんですよね。
船のカラーリングもほぼ同一で、東日本フェリーはイルカのエンブレムが、東日本海フェリーはカモメのエンブレムが船腹に描かれてました。

そんな中、東日本フェリーが経営破綻・倒産してしまい、東日本海フェリーは社名変更・ブランドイメージ変更を経て今のハートランドフェリーになってるわけです。

このフィルイーズ宗谷は、東日本海フェリー時代からの船のようで、よく見るとカモメのエンブレムの跡が見て取れました。

帰りの船では二等室を取ったので、小上がりになってる大部屋でごろごろして過ごしてるうちに、稚内に到着。

稚内港に着いたものの、空港行きのバスの時間は13時10分。2時間ほど時間があります。
なので、稚内港の漁港区にある「副港市場」に行ってみました。

中は最近流行りの昭和レトロな感じ。

  

その一角に、稚泊航路についての解説・資料があったので、じっくり読んでみました。
今でこそ地の果ての稚内ですが、戦前のここは、樺太というニューフロンティアへの玄関口でした。
当時の賑わいたるや、今の比ではなかったに違いありません。

そんな往時を偲んでいると、時間は11時半。そろそろお昼にしてもいい頃です。
副港市場の中にある食堂で、思い切って3色丼を頼んでみました。

食堂のお兄さんによると、一番人気なんだとか。見た目にも派手ですもんね。
カニは少々水っぽく、イクラはしょっぱかったですが、うには一切エグ味のない旨味だけの味! 最高でした。
聞いたところによると、ウニの時期はそろそろ終わりだそうで。やはり、いいタイミングで来たのかもな、と感じました。

お腹もふくれたところで、またのんびり歩いてフェリーターミナルまで戻り、そこで少々時間を潰して、13:10のバスで空港へ。
その後、稚内14:25発のANA574便で東京に戻って来ました。

今回のこの一人旅。いくつか肝に命じてたことがあります。
・急がない。慌てない。無理な予定を立てない。
・ケチらない。財布の口を閉じない。

主にこの2つですね。
1つ目は、交通手段と宿泊先は決めてましたが、それ以外は原則ノープランでした。
まぁ、2日目のレンタカーと3日目の4時間コースは決めてましたけど、決めていたとは言え、状況に応じて臨機応変に変える準備はしてました。

2つ目は、特に「観光客価格」「観光客向け」を毛嫌いしない、というのを気をつけました。そもそも観光客ですし、限られた時間、限られた行動範囲でそれなりのモノを得ようと思ったら、観光客向けのサービスを利用する方が、当たり外れも少なく確実です。
・・・当たりも少ないですが、ハズレを回避するのが大切かな、と。

お陰で、充実した楽しい旅となりました。
また、ふらっとどこかに一人旅に出かけたいと思います。

拙い文章でしたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

“そして、日常へと還る。” への1件の返信

  1. 一人旅満喫の日記、楽しませて頂きました(#^.^#)目的地はどこ?と思いきや、北海道ではないですか~☆室蘭が好き・北海道が好き*達人山田氏☆北海道でも行った事のない素晴らしい地は多数。そうですね、私もノープラン北海道の旅、実現させたいです(*^^*)

酒井寿子です。 へ返信する コメントをキャンセル

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