苫小牧の小さな映画館のこと

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室蘭市民会館で毎月、いろんな映画の上映会を開いているのは、苫小牧のシネマ・トーラスさんらしいと先ほど気づきました。

シネマ・トーラス http://cinema-taurus.info/

10年以上前、まだ大学生だった頃、大学祭の協賛をお願いしに一度だけ行ったことがあります。その時に代表の方から映画に対する熱い想いをお聞きしたことがあります。

もう随分前のことなのでだいぶ忘れてしまいましたが、
「今の映画館は商業的になり過ぎていて、たくさんの観客動員が見込めない、だけど芸術的だったり、内容が素晴らしい作品がなかなか上映されなくなってきている。」
とおっしゃって、映画文化の行く末の危機を訴えられていたのを覚えています。


小牧のシネマ・トーラスさんは、そういう映画文化への危機感を共有する市民のみなさんが少しずつ出資しあって、大きな映画館は維持できなくても小さな映画
館で、芸術的に素晴らしいもの、内容的に深いもの、それでいて大きな映画館ではなかなか上映されないものを中心に上映していたはずです。

室蘭で毎月行われている上映会も、そんなマイナーだけど、どこか気になるタイトルの映画ばかり選ばれているので、なんとなく共通点を感じていましたが、同じ方が仕掛けていたと知って、なるほどと納得しました。


な御縁で、室蘭を舞台に撮影が進行中の映画「モルエラニの霧の中」の製作応援団に参加してますが、きっとこの映画も完成したら、大きな映画館もですが、
きっとこういう小さな、でも映画の本当の価値を知る方たちによって上映されて行くんだろうなぁと漠然と感じたりしました。

本日、室蘭市民会館で映画「愛を積むひと」の上映会があります。14:30からと18:30からの2回上映されます。有料ですが、もしお時間があれば是非。

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