令和5年 元旦

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皆様新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

毎年恒例ではありますが、一年の計は元旦にあり。今年の目標を3つほど記しておきたいと思います。

1.活動の再構築

 今年、4月になると、社会人になって20年になります。6年前に室蘭に帰ってきてリセットしてるとは言え、大きな節目には変わりありません。
 自分の「仕事人」としての残り期間を計算すると、勤め人を続けるなら65歳定年として、あと22年。まぁ、ちょうど半分の折り返し地点に差し掛かってるとも言えます。
 僕がこのまちに帰ってきたのは、この室蘭が100年後も室蘭として有り続けるために、今僕にできることでこのまちに貢献したい、という想いからでした。
 その原点に返った時に、今の生活が果たして、ベストなのか? というのを問い直すタイミングに来ていると思っています。
 昨晩の記事にも書きましたが、2022年は、これまでのやり方、これまでの生活のまま手を広げると、どうなるか、を身をもって実感した一年でした。この延長線上に僕の望む未来は無い、と確信しました。
 僕の人生の目的は、別に多くの報酬を得ることでもなければ、社会的地位を得ることでもありません。そんなもんが欲しいなら、そもそも6年前に室蘭に帰ってきてないです。それを全部捨てて帰ってきたのは、やはりこの街の未来に何らかの影響を及ぼしたかったからに他なりません。
 そのための「手段」として、今の僕のあり方が正しいのかどうか。正すためにはどうすれば良いのか。このコロナ禍の間、そして人生最大の大厄3年の間、考えてきました。今年は厄明けの年。動き出しの年です。
 40過ぎたオッサンが青臭いことを、と笑われるかもしれませんが。今こそ僕が必要とされている場所、僕に求められている役割を果たすために必要な体制整備をしっかりして行きたいと思います。

 ・・・と書くと、今年は地方選の年なので、選挙がよぎる方がいるかもしれませんので(いないかな?)、念のため書いておきますが、僕は現時点での市政参入は考えてません。
 室蘭市民は、度を越して行政依存・企業依存が強すぎると思ってます。企業城下町だったが故に培われてしまった市民性だと思うのですが、市民自身は小指一本動かすこともないクセに、何かあれば二言目には「市が悪い」「市長が悪い」「市議が悪い」「昔は会社がやってくれたのに」「昔は良かった。」です。そして、三言目には「誰かやってくれる人がいればいいのにね。」と続きます。
 これでは、いくら市長や市議が変わっても、この街は変わりませんし、僕自身そんな自分では何もしない人たちの不満のはけ口・人柱にされるのは真っ平御免です。変えるべきはこの市民性です。

 自分たちのまちなのですから、まずは自分たちで何とかできないか、考える。考えて、行動する。
 行政に頼るのは、その次です。「自分たちでやってみたけど、この部分に手が届かないから、行政で手助けしてもらえないだろうか?」と相談するのが筋です。
 それ無くして、地方自治も民主主義もあったもんじゃないです。

 幸い、30-40代の市民で、自分たちで自分たちのまちを変えてみよう、という動きが出てきています。その動きが20代にも広がりつつあります。この動きが全市的な動きになった時に、ようやく室蘭というまちが生まれ変わるかもしれない。そのために、僕も自分の出来ることをやりたいんです。
それを「やろう!」と呼びかけるのは、僕も同じ一市民でないと、出来ません。一市民として、精一杯できる限りをやってないと、言えません。だから、僕はまず一市民として、やれることをやり尽くしたいと考えてます。

2.郷土史の深掘りと発信の強化

 1つ目とも微妙に絡みますが、室蘭市民の愛郷心を高めるような、市民が自分たちのまちに誇りを持てるような、郷土史の発掘と発信強化を取り組みたいと思ってます。
 このまちの学校教育では、郷土史を学ぶ機会があまりにも少ない。他市町なら当たり前のはずの、わがまちの偉人の話なども、ほとんど教科書に出てきません。先人がどんな想いでこのまち室蘭を築いたのか、に触れる機会が少なすぎる。その機会をもっともっと作らないといけない。これも、「学校教育が悪い」「市が悪い」と言ってても変わりませんので、自分たちにできることから、講座や、SNSやWebを通じた発信、書籍の制作など、進めていきたいと思います。
 合わせて、僕自身ここ数年、新たなインプットを怠り気味なので、ちゃんとインプットを続けていきたいなと感じています。少なくとも、昨年行きたいと思って行けてなかった、小樽の総合博物館には行っておかないと・・・と思ってます。

3.身体のメンテナンス

 なんとか無事、人生最大の厄年が明けたところではありますが、僕も42歳。
 うちの死んだ母は40歳の時にくも膜下出血で死にかけ、そして49歳で亡くなりました。母のくも膜下の時に、母の2歳上の姉である伯母が、念のためと検査をしたら、脳静脈瘤が見つかり、手術しました。その時の伯母の歳が42歳です。
 そういう年齢なんですよね。僕も。
 40過ぎたら一度、脳ドック受けようと思いつつ、2年過ぎた今もまだ行けてません。また、検診で受けたバリウム検査で、胃ポリープの指摘が続いてます。3年くらい前に胃カメラやって、「慢性胃炎はあるけど大丈夫だよ」とは言われてたものの、3年経つので、そっちも一応見てもらいたい。
 そのあたりのメンテナンスを、1-3月のうちに集中的にやってしまって、この先20年に備えたいと思います。

まとめ

 1つ目に上げた再構築については、一昨年末あたりから言い始めてて、ちらほらと匂わせてはいたので、そろそろ「やるやる詐欺」になりつつあります。できれば2022年中に動き出せれば・・とも思ってたんですが、結局いろいろ忙しさが重なり、着手できなかったのは厄年のためか、神仏の導きだったのか。でもこの1年は本当に、「今のままで、無難に手を広げずに行く」のか、「根本から変えて、やるべきこと全てにアプローチする」のか、どちらかを選ばないといけない、ということに気付かされた一年だったので、無駄ではなかったと思っています。
 前者を選ぶのでは、僕が室蘭に帰ってきた時の志が嘘だったことになりますので、後者の方に大きく舵を切って行くことになると思います。明日以降、いろんな方にご相談に伺うこともあるかと思いますので、今年も皆様、これまで以上によろしくお願いいたします。

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