決断。

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久しぶりのブログ更新です。皆様ご無沙汰でございます。

前回のブログ更新から今日まで、下合わせで札幌やら、
仕事で鳥取やら名古屋やらブッ飛んで歩いてました。

今週は特に遠出する予定もなく穏やかな一週間になりそうですが、
来週はまた、仕事で静岡、プライベートで室蘭、札幌。
次の週は仕事で富山、週末は下合わせで札幌と、再びブッ飛び人生に戻りそうです。

まぁ、もう若くないことは自覚してるので、無理せず休み休み、
体力温存しながら過ごしたいと思います。

前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。
一つ、邦楽に関して決断を下しました。

来年、東京で行われる全国演奏会に申し込むことにしました。

室蘭からはほとんど出る人もおらず、もちろんうちの社中からも参加者ゼロの見込み。
そんな中で、僕自身どうしようか迷ってたんですが・・・。

先生が健在なら、なんと仰るかなぁ、と考えてみるに・・・

「頑張れるうちは、一生懸命頑張って勉強しなさい。いい機会じゃないの。」

きっとそう仰られる気がして。

もちろん、出るからには生半可な練習量では出られません。
まして、来年は室蘭で全道演奏会があり、それにも出演予定です。

でも。それでも。
先生が亡くなられて。定期的にお稽古して頂く機会が失われて。
こういう目標でもないと、モチベーションを維持できない気もしてました。

前回の全道演奏会で一人弾きした時の練習量とか、
昨年、教師試験を受けた時の練習量を考えれば、
僕にはまだまだ、練習量は確保できるはず。要はやる気だけです。

幸い、姉弟子に相談してみたら快く、「いいよいいよ。挑戦してみなよ」と言ってくれたので。
次回、室蘭に帰省した時にでも、出演を申し込みたいと思ってます。

僕の先生はもういません。
僕がこの世界で、どう進んでいくべきかは、
こうして、「先生に相談したら、どう答えてくれるかな?」と自問しながら、
同門の姉弟子たちに相談しながら、進んでいくしかありません。

僕はどこに行っても、いつになっても、先生の門人であることは変わりようも無いので。
先生の門人として相応しく振る舞うように努力して行きたいものです。

「さすがあの先生の門人だ」と言ってもらえるかはわかりませんけど、
そこに近付けるように、精進あるのみです。

よし。

がんばろう。

“決断。” への2件の返信

  1.  素晴らしい「決断」に勝手ながら読んでいて良い気分にさせてもらいました。事情を考えるととても難しい話であったと思いますが、でも、自身の今後のモチベーションを考えると良い決断であると思います。
     和楽器業界、特に箏曲に関する将来的な問題は非常に難しいと言われます。でも実際に何が難しいのか?仕事柄とは言え常々考えてきましたが、個人的には「いかにしてモチベーションを継続するか?」に尽きるという所に至っています。
     何事も継続するには惰性的な事を除くと理由が必要です。仕事も同じです。ある種の哲学がないと持続性は無いと思っています。個人にとっては、それを続ける理由を見つける旅とも言えると思います。琴を弾くのが楽しいとか、春の海を上手く弾きたいとか、楽しい仲間と合奏するのが幸せとか、様々な理由があるから継続出来るんだと思います。
     自分は音楽が好きですし、洋楽にしろ邦楽にしろ良い曲は良いなぁと思うし、それを真似てみたいと思います。家元制度や古典芸能の伝承など従来の形式の難しい点は多々ありますが、各々がどんなポジションを取るかにもよりますよね。
     最近、20代や30代女性で琴を、古典を頑張りたい、という人に続けて会えています。予想していたように、少ない人数ですが気持ちのある若い人は皆無では無いのも事実です。
     勝手に弾いている自分にとっては、やはりどうモチベーションを持ち続けるかが課題です。好きな楽曲に出会うか、好きな仲間に出会うか、それとも・・
     酔って長々と書いてしまいました。申し訳ありません。でも、全国演奏会に出られると言う決断に拍手を送りたかったし、これからは自身で道を開かざるを得ないというMさんにエールを送りたかったので許して下さい。
     我が兄弟も日曜日に頑張ります(笑 

  2. y-onumaさん、コメントありがとうございます。
    ほんと、続けるって難しいんだなぁとここ数年思ってます。
    そして、うちの先生がいかに上手に、僕らがやめないように指導してくれてたのか、そのご苦労を想像すると、とても大変だったのだろうなぁ、と思います。
    僕のモチベーションの源は、やはり先生とのご縁、先生との約束ですね。
    僕にとって先生は、亡き母の師であり、生まれた時から可愛がってもらって来た恩人です。勝手にですけど、3人目の祖母と思ってます。ただの習い事の先生、以上のご縁を感じてます。
    そんな先生の遺されたものは、できるだけ守りたい。先生との約束も守りたい。
    流派がどうこうとか、古典芸能の継承がどうこうとか、そんな大それたことを云々する立場にはありませんが、僕が守りたいのは先生の門人である、というただその一点です。
    その為には、楽器屋さんに協力頂かないと続けられません。
    なかなか沢山は買い物できず申し訳ないですが、引き続きご支援よろしくお願いします。

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