森の奥の音楽会

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この週末は北海道に帰ってました。

土曜日は、登別のある先生の会をお手伝いしに、登別市鉱山町へ。
この鉱山町、その名の通りかつては鉱山があり、その周りに市街地が形成されてて、
学校や神社はもちろん、映画館まで揃って大変賑やかだったとか。

1970年代に鉱山が閉山し、40年余りが経った今では住人も居らず、廃村の雰囲気になってます。
そんな廃村の旧小学校活用して整備されたのが、
「登別市ネイチャーセンター ふぉれすと鉱山」という施設です。
NPO法人モモンガくらぶさんが管理されており、自然豊かな環境を活用して
トレッキングとか、子供向けの自然教室とかを実施してます。

ふぉれすと鉱山には、ちょっとした大きさの体育館兼ホールと宿泊施設も併設され、
そのホールを会場に毎年行われているのが、この「鈴の会」という演奏会です。

この「鈴の会」、今年で3回目になるんですが、第1回の時に出演させて頂いたご縁で、
こうして毎年お手伝いさせて頂いてます。

具体的には、舞台裏方(楽器の出し入れと舞台配置)と調絃係ですね。

本当は、この会の会主から毎年、「来年は都合が良ければ弾いてくださいね」と言われてるんですが・・
なにぶんこの先生は山田流今井派。僕は生田流宮城社。
流派が違うので、なかなか難しい部分があるんですよね。

とは言え、それを言い続けてても邦楽の発展は無いので、
今年・来年と自分の流派・自分の社中にきっちりご奉仕した上で、
来年か再来年には姉弟子のお許しをもらって、参加させてもらいたいなぁ、と思います。

この会、今どきには珍しく中高生の会員がいるんですが、
この子たちの成長が年々目を見張るものがあり、それもまた楽しみだったりします。

また、邦楽に限らず詩吟や、今年は三線などを取り入れているところも面白いところ。
そして、幌別の市街地から30分以上も走らないと着かないような山奥に関わらず、
毎年100人近いお客様が足を運んで下さいます。
この辺りで行われる邦楽の会としては大変多く、会主の人柄が伺えますよね。

今年も暖かで、とてもよい会になりました。
来年もまた、ここで鈴の会が行われることを願ってやみません。

“森の奥の音楽会” への1件の返信

  1. 森の奥の音楽会、どんなだったんでしょうかね?
    とても良い雰囲気の会だったんでしょうね。
    仕事柄、沢山の琴演奏会を見させて貰っています。
    演奏のレベルは高くなくても観客が多い会、逆にレベル低くないのに観客が少ない会等があります。賛否は別として、観客が多い会というのは、会主やメンバーの人柄が現れているのかなと思います。
    良い会主には良いメンバーが集まり、結果として沢山の観客が集まるのだと思います。逆のパターンは悲惨ですが・・
    自分は何故か人が集まる演奏会が出来るのが羨ましいですし、目標でもあります。何故か人が集まる楽器店にもしたいですし(笑
    呼ばれる方に素直に行くのも手ですよね(笑

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