逆テレワーク?

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「テレワーク」という言葉がIT業界で市民権を得て、随分経つ。

もともとブロードバンドの普及とパソコンの普及で、いつでもどこでも仕事できるようになったIT業界の人たちが、「どこでも仕事できるなら、家で仕事してもいいんじゃね?」と言ったかどうかは知らないが、そんな感じで始まったのがテレワーク。

言葉の定義をきちんとしておくと、テレワークというのは、会社に出社しないで仕事をするスタイルのこと。他にもいろいろ定義はありそうだけど、とりあえずこんなユルい感じで置いておく。

の中には、自宅で仕事をする「在宅勤務」から、営業職にありがちな客先から客先に渡り歩く中で、空き時間会社に戻るのではなく、まちの喫茶店などで仕事を
してしまう、いわゆる「ノマドスタイル」、果ては地方に住みながら都会の仕事をしてしまうスタイルまで、幅広いワークスタイルを含んでいる。

2011
年3月11日の東日本大震災では、首都圏でも都市機能がマヒして、大量の出社困難者を出した。その教訓から、大企業を中心にテレワークを認める会社が増え
てきていて、そこを商機と見た各ITベンダーがいろいろな製品・サービスを出して、ようやく日本でもテレワークが普及し始めてるかな、と感じる。

前置きが長くなった。本題に入りたいと思う。
最近、僕のやってる活動というのは、「逆テレワーク」とも言えるのではないか、と思う。

通常、地方に住みながら都会の仕事をするのがテレワーク。

でも僕の場合はITの技術を使って、東京に住みながら室蘭のいろんなことをやってる。
そして、これが意外にできることが多い。

で、最近感じることが一つ。
東京にいる室蘭出身者のうち、一部でも同じように、自分の得意分野を、東京にいながら室蘭の為に費やすことができたら。
室蘭は現人口以上のポテンシャルを発揮するまちになるかもしれない。

室蘭の今の人口は9万人弱。最盛期の半分だ。
よく言うことだけど、これは裏を返せば、室蘭で育てた選りすぐりの優秀な人材の半分を、東京を中心とした全国各地に供給してきたとも言える。これらの室蘭出身者が、「バーチャル市民」として、少しずつでも室蘭に貢献できたら、すごいことになる気がする。

何も具体的な構想があるわけでもないけど。
まずは自分にできることからやっていくしか、僕にできることは無いけど。
もしかしてこれからの地方の活路って、そういうところにもあるのかもしれない、と思う。

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