最近、ちょっとモヤモヤしてることがあって、それをまとめる意味でちょっと書いてみたいと思う。
テーマは、いわゆる愛郷心とか言われるもの。
ふるさと、と一言で言ってもいろんなレベルがあると思う。
例えば僕の場合、室蘭市港北町で生まれ、しばらく輪西町に住み、その後18になって室蘭を出るまで港北町で育った。
なので、僕の故郷は港北町と輪西町ということになる。
やっぱり、自分の足で駆けまわったこの2町は、どこよりも愛着がある。
もう少し広げると、室蘭市というくくりになる。
小学校高学年以降は自分でバスや自転車を使って市内あちこち出掛けて歩いたから、やっぱりそれはそれですごく愛着がある。
さらに広げると、胆振地方ということになるんだけど、最近モヤモヤするのが、この胆振を東西に分けた「西胆振」というくくり。
これって何なんだろう? と。ぶっちゃけ、欠片も愛着を感じないのがこのくくりなんだよね。
西胆振というと、普通は胆振地方のうち、登別市以西を指すようで、室蘭・伊達・登別の3市と、洞爺湖・壮瞥・豊浦の3町が含まれるらしい。
で、なんでこのくくりに違和感があるかと言うと、たぶん西胆振になった瞬間、室蘭が埋没するからだと思う。
西胆振といえば洞爺湖と登別の印象が強すぎて、室蘭が霞んでしまう。それが気に食わない。
僕が大事にしたいのは室蘭であって、西胆振じゃない。そう思ってしまう。
胆振のくくりにしてしまうと、あのいけ好かない苫小牧が入ってくる。(元市民だけど。)
なので胆振のくくりにもあまり愛着は無い。
もちろん、西胆振なり胆振が盛り上がることで室蘭が盛り上がるなら、それは応援したいけど。
そうじゃないことの方が多い今、そこを応援しようという気持ちは起きない。
さらに広げて北海道のくくりなら、そこはやっぱり愛着がある。
うちの父は石狩管内の出身だし、母方の祖母は札幌出身。祖父は函館出身だから。
祖父母が道内を転々として、最終的に室蘭に落ち着いたけど、やっぱり北海道の大地に育まれてきたという思いは、ある。
人が「まち」と呼んだ時に、無意識に含める範囲って、歩いて行ける範囲。ギリギリ広げても市町村の単位までだと思うんだ。
6市町も広げて、そんな広域に対して愛着を感じろと言われても、気持ちが追いついて行かない。
だから、僕は自分が心から応援できない「西胆振」とか「胆振」のくくりの取り組みには手を出すまい、と思ってる。
僕が心から応援できるのは、室蘭市までだから。
興味深く読みました。
そうですねー、愛着があるのは自分がよく知っているある程度狭い範囲になりますよね。