先日、とある会合で何気なく交わした会話。
相手は結構年配の男性方だったんですが。
「どうだい? 仕事には慣れたかい?」
「はい。お陰様でだいぶ慣れて、楽しくなってきました。」
このやりとりになんの問題があったのかわかりませんが。。。
「仕事を楽しいだなんて、まだまだ仕事を知らないだけだ」
「大体仕事を楽しいだなんて、後から振り返って感じることであって、
仕事している間は辛くて辛くて仕方ないもんだ。」
「最近の若い人たちはすぐ「楽しんできます」とか言うけど甘いよね。」
と畳み掛けられてしまい、あれ? という気持ちになりました。
まるで僕がろくすっぽ仕事しないで楽してるとでも
言いたげな雰囲気です。
確かに現職に就いてからはまだ2ヶ月。
この仕事のすべてを見てはいないですし、
知らないことだらけですけど。
言うなら14年勤めた前職も、
辛いと思ったことは何度かあったけど、
基本的には日々楽しく過ごして来ましたけどね?
今も、夢にまで見た、
「室蘭のまちのために働く」ということを実現して、
日々の仕事も慣れないながらに、
室蘭のまちを動かす一端を担っていることを
感じられて、充実感と楽しさを感じてるんですが。
それは、多分今以上に忙しくなったとしても、
やることが増えたとしても、
それが「室蘭のまちを動かすため」の仕事であるかぎり、
きっとやりがいを感じて、楽しんで仕事できると思う。
仕事は辛くなきゃダメですか?
仕事は楽しくてはダメですか?
室蘭で起業した若者たち、室蘭で働く若者たちが、
時折この街で働くことの息苦しさを
訴えてくることがあります。
もしかしたら、こういう空気感が
より息苦しさを増大させているのかもしれません。
せめて、何か思うことがあったにしても、
「仕事が楽しい」と言う人に対して「それではダメだ」と
頭ごなしに否定するのは避けて欲しいなぁ、と思います。
「そうかい。それは何よりだね。」
くらい返してもらえるとベスト。
僕はある程度年齢重ねてますし、
いろんな人と付き合ってきたので、
「まぁそういう価値観の人もいるよね。」と受け流せますが、
人生経験の浅い若者たちは、
その一言で息苦しさを感じてしまうこともあるのかも。
錯覚でも、楽しいと感じられているうちは頑張れるのですから。
辛い方が偉いと思い込んでる世代もあります
仕事を楽しんではいけない、楽しむものではない
と思い込んでなお、実は楽しむことを知らない世代もおります
むらさん様
コメントありがとうございます。お返事遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
そうなんですよね。辛いからこそ、それを耐えて働く人は尊い。
そういう価値観があることは知ってますし、
共感はできませんが理解はしてます。
大事なのは、互いの価値観を否定し合うのではなく、
共感できないまでも、受け止めて理解を示すことと思うんですが、
この街の大人たち、ちょっとだけその辺不器用な気がしますね。
その不器用な返しに、「全否定された。」
「上から目線で説教された」と
息苦しく感じたり、反発している若い世代がいるので。
(僕達の世代ではなく、もう少し若い世代です。)
「そうじゃないんだよ」と間に入って翻訳する役回りが必要だよなぁ・・と切実に思うこのごろです。