小さな秋を探して地元散歩

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先週末、室蘭に帰ったのですが、日曜日の午前中2時間ほど時間がとれたので、青空と日差しに誘われて実家周辺を散策してきました。

実家を出て、僕が6年間通った母校・高平小学校に向かいます。
途中、ちょっと思い立って寄ったのがここ。

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室蘭市港北児童センターです。
実は、僕の生まれた新日鐵の社宅はこのすぐ近くにありました。
社宅取り壊しの後、一面の荒れ地になったこの一帯に、ただ一つ、ぽつんと建ってたのがこの児童センターです。季節折々のいろいろな催しが行われてて、僕も何度か行ったことがあります。
時代は移り変わり、周辺はすっかり宅地になって、道路から児童センターは見えなくなりましたね。そして来春、本輪西小学校と高平小学校の統合にともなってスクール児童館が開設されるため、ここの児童センターは廃止されると聞いてます。
またひとつ、思い出の場所が無くなるんだなー、とちょっぴり寂しく感じたりしつつ。

小学校に向かって、かつて毎日歩いた通学路を歩いていると、沿道の建物の向こうに母校が見えてきました。
高平・本輪西の統合新設校はここ高平小学校の校舎を改修して使うので、改修工事も大詰め。外観も含めて全く別の学校みたいになってました。

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クリーム色の壁に赤い屋根だった校舎は、グレーの壁に青い屋根に変わってました。せめて校舎だけでも高平の頃のままの雰囲気を残してくれたらいいのに・・と、とても残念な気持ちになります。

そしてこの写真を見て、卒業生の方ならお気づきと思います。
以前はここから学校を見ても、こんな丸見えではありませんでした。

・・・そう。校庭の周りの木が全部切られてしまっているんです。
昔、川と校庭の間にはたくさんの木が生えてて、フェンスがあって、その内側が校庭でした。
夏場の体育の時間などは、木陰で涼むことができました。休み時間など、木陰で一息つくのが楽しみでした。そんなひとときを、これからの子供たちは過ごせないなんて。
とてもとても残念です。どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。

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心に衝撃を受けつつ、校門の方に行ってみると・・・ そこにあったはずの校門も無くなってました。
桜蘭中学校のように、門柱は活かしてくれるものと期待してたのですが・・・。

まさか校門がなくなると思ってなかったので、ちゃんと校門を写した写真はあまりないんですが・・ 2012年9月の段階ではまだありました。なかよし橋の架け替えの時に無くしたみたいですね。。

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(2012年9月の写真)

なんだか、「高平小学校だった痕跡を全て壊そう」という意図すら感じられて悲しいです。僕たち高平小学校の卒業生は、いてはいけない存在だったんでしょうか。

僕たちの母校は、もうどこにも無くなってしまったんだな、と感じさせられた一日でした。

長くなったので一旦切ります。

“小さな秋を探して地元散歩” への1件の返信

  1. こんばんは。
    たまたま他の検索をしていて・・・
    あぁ、桜蘭中に、蘭東の門柱は残してあるんですね!
    港北の状態、多分、防犯上?
    変質者や犯罪者に引っ張り込まれたら分からないような物陰を作らない意図かもしれませんね。。。

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